Reactチームは、Reactサーバーコンポーネント(RSC)において、新たなセキュリティ脆弱性を公開しました。これは前回の重大なRCE脆弱性パッチ後に発見されたもので、サービス拒否(Dos)攻撃とソースコード漏洩の2つのカテゴリに分類されます。RSCを使用する全てのプロジェクトは直ちに対応が必要です。公式の発表詳細はReactブログを根拠資料としてご確認ください。

Server security shield with React logo Programming Illustration

🔥 脆弱性概要と影響を受けるバージョン

今回公開された問題は、高深刻度のDos攻撃と中深刻度のソースコード漏洩の2種類です。

脆弱性の種類CVE 番号CVSS スコア深刻度主な影響
サービス拒否 (Dos)CVE-2025-55184, CVE-2025-677797.5サーバープロセスのハング、CPU過剰使用
サービス拒否 (Dos)CVE-2026-238647.5サーバークラッシュ、メモリ不足例外
ソースコード漏洩CVE-2025-551835.3サーバー関数のソースコード漏洩

影響を受けるパッケージとバージョン: react-server-dom-webpackreact-server-dom-parcelreact-server-dom-turbopack19.0.0 から 19.2.3までのバージョンが脆弱です。

即時アップグレード対象バージョン: 19.0.419.1.519.2.4 以上に更新してください。

Data center server rack with warning sign Dev Environment Setup

🛡️ 開発者向け対応ガイド

  1. 依存関係の確認と更新:

    // package.json の例
    {
      "dependencies": {
        // 以下の安全なバージョンのいずれかに直ちに更新してください。
        "react-server-dom-webpack": "^19.2.4",
        "react-server-dom-turbopack": "^19.2.4"
        // react と react-dom はバージョン不一致エラーを避けるため現行バージョンを維持可能
      }
    }
    

    ターミナルで npm update または yarn upgrade を実行します。

  2. フレームワーク利用者: Next.js、React Router、Wakuなどを使用している場合は、それらのフレームワークも最新バージョンに更新してください。

  3. React Native 利用者: モノレポを使用していない場合は対応不要です。モノレポ使用時は、上記の脆弱なサーバーパッケージのみを更新してください。

  4. ホスティングプロバイダの緩和策: Vercelなどの主要プロバイダは一時的な緩和策を適用していますが、これに依存せず、直接パッチを適用してください。

Web development code on screen with lock icon Developer Related Image

💡 まとめと重要なポイント

これらの脆弱性は、サーバーコンポーネントにおいて信頼できないデータをデシリアライズすることに伴うリスクを示しています。Dos攻撃はサーバーの可用性を損なう可能性があるため、直ちにパッチを適用することが最優先の対応策です。

サーバーコンポーネントを使用していないアプリは影響を受けませんが、使用しているフレームワークやバンドラーがRSCをサポートしている場合、間接的なリスクが存在します。パッチ適用後は、サーバーモニタリングを強化し、異常を迅速に検出できるようにすることが推奨されます。セキュリティは一度きりの更新ではなく、継続的なプロセスであることを忘れないでください。